薬学部 学費ランキング (国公立大学 私立大学 薬学部)
いやいや、学費が安いのは国公立大学の薬学部で、全部一律の金額なんでしょ?
それに、学費が高い私立の薬学部には、学費を払えないから通えないよ。
そんな声が聞こえてきそうですが、たしかに学費の安いのはご存知のとおり、国立大学薬学部であり、国立大学の学費は一律にほとんど同額です。
しかし、私立薬学部の中でも、学費には大学間で大きな差があります。
まずは、下記データをご覧下さい。
国立大学薬学部(薬学科)の学費
- 入学金 282,000円 (初年度のみ)
- 授業料(年間)535,800円 (半期毎納入)
- 6年合計 3,496,800円
- 初年度合計 817,800円
(2017年度の学費です)
こちらが国立大学薬学部の学費です。
大学によって、ここに示されない費用(施設代金、同窓会費、後援会費など)が多少の差がありますが、おおよそこの金額の学費です。
この学費に加え諸経費が必要であり、そして実家から遠い場合には、家賃などの一人暮らしのための生活費がかかります。
この家賃などが実は大きな負担になりますが、くわしくは下記記事をご参照下さい。
これを参考に、下記の私立薬学部6年制コースの学費ランキングをご覧下さい。
*2017年度の学費データですので、あくまで参考程度にご覧ください。 2018年度の学費は、各大学のホームページでご確認ください。
学費(6年分)が安い私立薬学部のランキング
設備費や実習費など学費に含めますが、同窓会費などは含みません。
順位 | 大学名 | 合計(6年間) | 入学金、その他 | 授業料(年) |
---|---|---|---|---|
1 | 北海道薬科大学 | 920 | 20 | 150 |
2 | 奥羽大学 | 920 | 20 | 150 |
3 | 国際医療福祉大学 | 990 | 30+35+53x5 | 110 |
4 | 武蔵野大学 | 1095 | 25+290 | 130 |
5 | 第一薬科大学 | 1140 | 20x6 | 170 |
6 | 北海道医療大学 | 1140 | 授業料に含む | 190 |
7 | 崇城大学 | 1135 | 40 | 155(1) 188(2-6) |
8 | 鈴鹿医療科学大学 | 1196 | 20 | 176(1) 200(2-6) |
9 | 福岡大学 | 1199 | 40+28+69x5 | 131 |
10 | 安田女子大学 | 1304 | 9+(3.9+20)x6 | 192 |
いかがでしたか?
国立薬学部がおよそ350万円(6年間)必要なのに対して、私立大学は最も安い大学でも920万円必要です。
これが、薬学部の学費の実態といえますが、最後にひとつ、受験生にあまり知られていない奨学金について書いておこうと思います。
奨学金は、半数近くの大学生が利用しており、薬学部の学生も多くが奨学金を利用しています。
一般的に奨学金というと、日本学生支援機構、つまり国が運営する公的奨学金を指す場合が多く、毎月8万円程度までの利用が可能です。
実家や親からの支援が難しくても、この奨学金とアルバイト代だけで大学を卒業する学生も多くいます。
この奨学金は、就職後に少しずつ返済するものなのですが、あまりしられていないのは、各大学毎に固有の奨学金制度・企業が協賛する奨学金制度があるということです。
しかも、この奨学金制度は、多くの場合は返済不要の場合が多く、私立大学薬学部に入学する場合には、非常に頼りになる収入源となる場合があります。
是非、各大学のホームページなどで、返済不要の奨学金について調べてみて下さい。