薬物治療に精通した薬剤師と創薬のスペシャリストの養成を目指して、近畿大学薬学部は生まれ変わります。
薬学部の講義・研究の主体を担う新薬学部棟(11階)の建設が正式に決定され、先日地鎮祭が挙行されました。新薬学部棟は11月ホール西側の近畿大学本部キャンパスのほぼ中心に位置し、平成23年夏竣工、後期からの本格運用を目指します。新しい校舎で、近畿大学薬学部は「薬のプロフェッショナル養成」を実践します。
近畿大学薬学部は2学科制をとっています。6年制の医療薬学科では、本年5月から長期実務実習が始まりました。長期実務実習では、最先端の医療体制が整った医学部附属3病院を中心に、薬物治療のスペシャリストとして倫理観と使命感に満ちた薬剤師の養成を実践します。また入学直後から医薬連携プラグラムにより医学部と密接に連携した教育を目指しています。一年次における早期体験学習では、医学部附属病院で病棟体験や薬局見学を行い、実際の医療現場の厳しさを身をもって体験します。また、早期からPBL(Problem Based Learning)を取り入れた医学部と薬学部の合同学習会を行い、医療現場で必要な問題解決能力を身につけます。
創薬科学科は,創薬や健康食品などの領域をカバーするカリキュラムに基づいて、創薬のスペシャリストを養成します。本年3月、第一期生28名が卒業しました。進路先は、本学大学院17名、大阪大学大学院4名、製薬会社および大学(教員)へ各1名などとなりました。第2期生は既に就職活動を開始し、数人の大手医薬品メーカーへの就職が内定しています。薬学部、特に創薬科学では、文部科学省の大型競争的資金を獲得し、抗加齢や天然薬用資源の探索などに関する学部間連携研究を実施します。講義や演習は少人数制を導入していますので、恵まれた研究教育環境で、考える力そして自分で問題を見つける能力など能動的な能力を養成します。
以上のような教育体制のもとで、50年以上の伝統を持つ近畿大学薬学部は、病院や薬局などの医療現場やそして医薬品関連メーカーなどの実業界へ優れた人材を輩出します。
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