1.少人数教育
現在1年次生約100名に対して教員23名の少人数教育を実践していますが、今後さらに教職員が増え、3年後には教員約50名が学生諸君の指導にあたります。少人数教育によるきめ細かな指導によって、国家試験の高い合格率を目指します。また英語の授業では、グローバル化する社会に対応するために1クラス約30名での丁寧な指導がなされます。
2.教員ほぼ全員が薬学・医学博士
専門科目の教員は、ほとんどが薬学博士または医学博士で、医師も2名います。高度な専門知識を持つ教員による指導体制で、社会から要望されている医療人(個々の患者に対して病気の成り立ちや薬の使い方を説明でき、医師と対等の立場で医療に携わることができる医療人)の育成を目指します。
3. 充分な教育設備と臨床薬学センター
講義室・情報演習室には最新の機能を備えたAV機器を設置しております。また臨床薬学センターには、実務実習に即応した模擬薬局をはじめ、無菌的に調剤できる無菌実習室や、糖尿病治療に用いるインスリン製剤や抗がん剤など点滴や注射によって投与する医薬品調製のための特別な設備を備えた調剤実習室、投与した医薬品の血中濃度を測定できる設備を備えたTDM測定実習室、模擬病棟などがあります。各々に最新機器を導入した設備を用いて学内実習が行われ、その後、実際の病院や薬局など医療現場における実務実習が行われます。
4. 最先端の研究設備
NMR(核磁気共鳴装置)が600MHzと400MHzの2台あり、超伝導磁石を利用して核磁気共鳴により医薬品の構造や生体分子との相互作用を調べることができます。そのほか、活性酸素などの電子状態を測定できるESR(電子スピン共鳴装置)、X線による回折を利用して物質の構造を調べるX線結晶構造解析装置、動物用X線CT、プロテオーム解析用質量分析装置、 ICP-MS(超高感度元素分析装置)、微弱化学発光法を用いる生体リアルタイム計測装置、など先端の研究機器が順次設置される予定です。
5. 国際的に著名な教授陣
薬学科には7つの研究分野があり、各分野において優れた研究成果を発表した著名な教授が薬学科の専任教員となっています。発がんにおける活性酸素・窒素の役割を研究している川西 正祐 教授、糖尿病治療効果を持つ金属錯体を開発している櫻井 弘 教授、抗消化性胃潰瘍薬の開発と新しい胃酸分泌のメカニズムを提唱している森井 孫俊 教授、微生物における小分子RNAによる遺伝子発現制御の研究で世界をリードしてい る饗場 弘二 教授、次世代の抗がん白金制癌剤を開発している米田 誠治 助教など、他にも多くの優秀な教授が指導にあたります。
6. 三重大学との交流
三重大学と鈴鹿医療科学大学との包括的連携に関する協定が平成19年6月に結ばれました。両大学はとくに医療・健康・福祉の分野において強力な連携関係を構築しています。これにより、薬学的臨床研究に関する共同研究や病院実務実習等の教育での連携を促進し、高度先進医療を推進できる薬剤師・新薬開発に貢献できる薬剤師を養成します。
7. 医療系総合大学
当大学には薬学部の他に3学部7学科があり、総合的な知識の習得が可能です。生活習慣病の患者さんに対する食生活・栄養の知識、在宅医療における介護・福祉の知識、さらには漢方・鍼灸の知識など、実際の医療現場で役立つ知識を学べます。
8. 広大で公園的な学園
薬学部はNTT研修センター跡地の一部を利用しています。公園のような敷地にはトンボやフナなどが生息する水辺や噴水、芝生が気持ち良い多目的広場があります。またソメイヨシノが約千本も植えられており、春には桜の名所として多くの市民が訪れます。
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